日本を元気にする新しいビジネスのかたち

本日は、経営エッセイスト 藻谷ゆかり様に講話をいただきました。

MBAを取得しているとの事で経営学には精通している藻谷様。

自分が経験した事を基に「地方移住+起業+事業承継」の執筆と講話の活動を繰り広げております。

本日は、本を出されている「六方よし経営」というタイトルで講話をいただきました。

近江商人が江戸時代に行った、「売り手よし、買い手よし、世間よし」に、「作り手よし、地球よし、

未来よし」を加えたのが6方よし。という意味。

実際に、コンサルに携わった3つの体験を基にお話しをいただきました。

石川県にある酒造会社のお話では、「酒づくりを通して地域課題を解決する」を目標とした

若社長が、地域の耕作放棄地(東京ドーム5個分)を水田にしたお話。

地元の米を使わなくては意味がないという。強い志が成功のポイントだったお話でした。

また、学生服のリユースを立ち上げたある女性起業家のお話。

この方は、「制服が用意出来ず不登校になってしまう人がいる」という社会課題を解決する

ために、会社を立ち上げたそうです。

自分も夫の仕事で転勤族だった。 後1年しかいない学校の制服を知り合いもいないのでくれる人もいない、

新品で買わなくてはいけなかった。

そんな経験をもとに、事業を広げていったお話。現在は61店舗までフランチャイズ店が増えているそうです。

社会課題に本気で取り組むことで大成功した方々。

「作り手よし、地球よし、未来よし」

まだまだ、三方よしという考えの小生にはとても刺激になるいいお話でした。

社会課題を解決するには、大変だがちょっとしたアイデアと努力でチャンスがあるんだなと思いました。今日もいい勉強ができました。

着物をお召しになりキリッとした印象の藻谷様でした。

本日は本当にありがとうございました。

佐久平倫理法人会副会長 永井拓也