語り繋ぐ津波の教訓 語り部

三浦浩(ミウラヒロシ)氏

に講話に来ていただきました!

テーマは「本当の命の恩人。それは・・・」です。

三浦さんは1977年青森県で生まれました。20歳で奥尻消防署の消防吏員を拝命していました。

15歳の時に北海道南西沖地震(93)で三浦さんは被災しました。

5歳の頃から、祖父に「地震が来たら、必ず津波が来るからそうしたらあの灯台まで絶対に走るんだぞ」

そう祖父に言われてきました。最初は祖父の話を聞いていた三浦さんですが、毎回毎回言われていると

「じいちゃんまたその話しか!」と聞かなくなったそうです。

15歳の時、家の2階でトランクス1枚で勉強していたら、いきなり「ドーーン!!!」と音が鳴り、家が

揺れ、三浦さんは思わず尻もちをつきました。下のおじいさんはタンスの下敷きに。三浦さんは近所の

人と世間話しをしているおばあさんと下敷きになったおじいさんを助けだし、急いであの灯台に。すぐ

行動に移した三浦さん達は助かりましたが、助からなかった多くの方々がいました。

おじいさんから昔から聞いていたあの言葉のおかげで、一命をとりとめました。避難は普段からの意識

が大切だと三浦さん。

2004年のスマトラ島沖地震をきっかけに18年勤めた消防士を辞め、今は1人でも多くの命を救うために

自身の体験を基にした語り部活動を始めました。

迫力のあるスピーチに、思わず涙を流しながら聞いていた方もいらっしゃいました。

本当に貴重な講話ありがとうございました。

MS出席者数 20社25名 当該単会17社21名

 幹事 金井達則