令和4年12月1日 木曜日 千曲倫理法人会 第968回 経営者モーニングセミナー

今回の講話者は、今年度の長野県倫理法人会事務長であり、
千曲倫理法人会6代目会長の 辺見 英也 様

はじめは会長就任時のお話。当初は6代目としてやる予定でなかったところ、
急遽会長をやられることとなった経緯。

当時、単会の副会長をされていた次期会長予定者の急な退会によりいきなり会長職の打診をされた時は戸惑われたそうですが、
会長選考委員会の歴代会長から『辺見ちゃんしかいない』と、依頼をされとても断れなかったそうです。

17年前にこちらへ帰ってこられた時、『一緒に行くわよ』と当時上山田ホテルで行われていたモーニングセミナーに連れていかれ
会員スピーチに立たれたお母様が、『来週からこの子が参加します』と、紹介され戸惑ってしまったそうです。
しかし、ここからのめり込むきっかけとなったのも歴代会長の皆様であったようで、
辺見事務長にとって、歴代会長の皆様からの影響、そして、学びが感じられました。

また、現在病気でご体調を崩されている4代目会長、高田恭次さんのお話もありました。
高田さんの会長時代に専任幹事をされていた辺見事務長は、
様々なことを高田さんから学んだとお話されました。
高田さんが故郷(愛媛県宇和島)のお母様へ毎日欠かさず、はがきを書かれていたというお話や、
(常に車内に用意されていたはがき用紙の大量さに大変驚いたというお話も)
行動旗を取り扱う時は、必ず白手袋を着けて大切に扱われていたというお話をお聞きしました。

そして、高田さんの奥様とのお話もご紹介いただきました。
奥様に高田さんに関する倫理のお話を聞いた時、
高田さんは何をするにも倫理では、と話が始まるのが嫌だったと話をされたそうでした。

しかし、奥様が一番楽しかったと話される高田さんと奈良にいた新婚当時と同じくらい
高田さんの看病をしてている今がとても充実しているというお話もされていたそうです。
お話を聞いた時はもちろん驚かれたようですが、奥様が今をそんな風に思えるのも、
高田さんが倫理を真摯に取り組まれていたことが、無意識の内に
ご家族にも影響したからではないか、と考えられたそうです。

意識して教えようと、倣おうと感じようとすることとは別に、
互いに無意識でありながら、影響があること。
薫化(くんか)と呼ばれているこの事象は、倫理に入って学ぶことで、
気づかされたことだとお話いただきました。
今年は、この薫化に取り組んでいきたいとのことでした。

私の文では上手く表現できませんが、にっこり笑ってエイと一声。
そんなテーマのもとお話された辺見事務長の講話は、上述のような素晴らしい学びのご紹介に加え、
聞いている私たちを笑顔にしてくれるようなユーモアも交えたお話。
そして、ご自身も笑顔を忘れないという、
笑顔を大切にされている辺見事務長のお人柄がつまった講話でした。

今回の参加者は、 13社14名(自単会11社12名)でした。

副専任幹事 林