令和4年11月10日 木曜日 千曲倫理法人会 第965回 経営者モーニングセミナー

今回の講師は新光電気工業株式会社に勤務されている社会福祉士の 曲渕 紀子(まがりぶち のりこ) 様。

初めての就職先から転職を決意された時に、資格なしでは難しいと考え、CAD利用技術者一級を取得。
それから1998年に新光電気工業に入社されましたが、2008年のリーマンショックで会社にも大きな影響が訪れました。
もし、会社を辞めることになったら何が残るのだろうと考えて翌年に日本福祉大学で学ばれ、
2011年に社会福祉士になられました。

一生無くならない仕事だと思ったことがきっかけでしたが、仕事をされる中で福祉の需要は非常に多いことを認識。
現在は長野県社会福祉士会に入られて、パラレルワークのひとつとして精力的に活動をされているそうです。
中でもヤングケアラーについて、県内の事例を交えてお話をいただきました。
また、社会福祉士の他にもキャリアコンサルタントや家庭倫理の会、松代大本営防空壕のガイドなど、
パラレルワークとして数多くの活動をされていらっしゃいます。

社会福祉士のお仕事に関わるような今の時代だからこその多様性、そして、本業だけでなく多くの活動に携わることで
見えるもの、学べるものがあることをお話いただきました。

「弱い紐帯の強み」
家族や友人、会社の同僚など社会的つながりが強い人だけでなく、
ちょっとした知り合いや、同じ悩みや課題を抱える人同士など、決してつながりが強くない人から得られるものは、
つながりが弱いからこそ、新しい学びと発見が得られる非常に価値があるものという話をご紹介いただきました。

曲渕さんのされている様々な活動は、まさしく弱い紐帯を広げることで、
ご自身の、そして地域の大きな力となっているのだと感じました。

今回の参加者は 18社19名 自単会出席 15社16名でした。

副専任幹事 林