令和4年10月6日 木曜日 千曲倫理法人会 第961回 経営者モーニングセミナー

本日の講師は、高校・大学のべ14校の教員と、長野県教育委員会の事務局を務められた 高見澤 正彦 様。
教員生活48年の中で、とりわけ学校の管理運営にまつわるお話が主題でした。

はじめに学校管理に携わった時代に遭遇した様々な危機。そこから感じた

「守る責任」危機被害へのクライシスマネジメントとリスクマネジメントを行い、予想して準備をすること。
「切り拓く力」使命(ミッション)理想像・構想(ビジョン)価値(バリュー)を組織全体で確認して乗り越えていくこと。

この二つの重要性についてお話しいただきました。

そして、管理職としての「先」を見ての判断と行動のお話。
人口・エネルギー・ICT・AIといった時代による環境の変化や、
相対的評価から個の伸長、ペーパー入試から多彩な入試へというような学びそのものの変化。
そして、その中でも時代をどう捉え、価値を追求し、行動に移していくべきかという不易流行を考えること。
高見澤先生の経験に基づくお話から、教育における「先」を知ることの大切さを学びました。

最後に本講話のテーマについて、ご説明がありました。

『樽底の穴をまず塞ぐ』
生徒の心に穴があると、何も学びは入らない。感動を生み、生徒の心を動かして、穴をふさぐことが大切である。

余談ですが、9月から事務局が変わり、初めて千曲市外からの講師として対応させていただいた方が
本日の高見澤先生でした。事務局の方も、不慣れな仕事の中で、依頼書を送付してすぐにお電話をいただけるなど、
高見澤先生のご対応はとても丁寧で、安心してできたと感動されていました。

このエピソードと本日の講話、心を大切にされてきた高見澤先生のお人柄が伝わってまいりました。

 

本日の参加者は 16社17名 (自単会15社16名)でした。

副専任幹事 林