今週は、豊橋市倫理法人会、山本孝弘専任幹事の講話です。

山本氏は、日本講演新聞という、「心がほっこりする良い話」ばかり載った新聞の中部支局長として執筆活動、

そして全国講演活動を行っています。

「反面教師だった父よ、ありがとう」と題して、長年嫌っていたお父さんのお話を伺いました。氏はお父さんが

酒浸りでだらしない日常だったことで、長年お父さんを嫌っていました。しかし亡くなった時、末の叔母さんが

「高校行かせてくれてありがとう」と泣いて話したことで、生前のお父さんの苦しみや痛みを感じることが出来

たとのことです。

お父さんは五人兄弟の二番目。早くに祖父を亡くしたことで、兄と共に幼い兄弟を養うため中卒で働きに出た事

などお父さんの苦労を知り、山本氏はお父さんの墓参りを日課としました。花を手向けてお墓参りを毎日繰り返

す内に、不登校だった息子さんが急に学校へ行き始めたそうです。

お父さんと自分、そして息子さんの縦のつながりが見事に修復された証と、山本氏はお話されました。

会長 中村芳生