令和4年3月3日 木曜日  千曲倫理法人会 第932回経営者モーニングセミナー

本日の講話者は

越ガーデンデザイン事務所・一重山みらい会議副会長の 越 陽子(こし ようこ)様

経歴は… 千葉県出身 千曲市屋代在住。東京外国語大学モンゴル語学科卒業後

㈱フジテレビジョンに入社。退社後、信州大学大学院の造園学研究室にて森林公園の管理について研究。

農学修士。一級造園施工管理技士。

講話のテーマは、 地域の宝「山城」の魅力を再発見!~一重山・屋代城の研究成果と活動報告~

でした。

 

善光寺平の南、重なりあっている山々の中、一筋の山(尾根)が北に向かって張り出している。これが一重山。

江戸時代末、松代藩の佐久間象山が生萱の地から大砲を一重山に向かって試射し中腹に着弾したと

伝わる山。又、戦国時代屋代氏が築いた屋代城の城跡がある。

この城跡から西を望めば眼下にしなの鉄道屋代駅や屋代小学校、遠方には姨捨サービスエリア。

東には長野県立歴史館、森将軍塚古墳館、森将軍塚古墳、条里遺構水田跡を見ることができる。

四十数年ほど前の小学生の時、放課後にある友達と絶えず一緒に遊んだ。一重山に登り、山を駆け上がったりしながら遊んだ記憶がある。

その友達の名は、寺〇〇彦。

高校の時バイク事故によりこの世を去った。

十数年前、長男が小学校の高学年となった時に家族全員で一重山に登った。

友人とこの山で遊んだ話を息子たちに話しながら。

約30年という年月により、木々が鬱蒼と生い茂り山道は荒れ果て当時の記憶とは全く違う表情を見せていた。

 

講師の越さんが所属する『一重山みらい会議』

この会の目的は、地元の里山『一重山』の歴史と自然を学び、地域の財産として子供達に伝えていく。

又、幅広い世代が安心して親しめる『ふるさとの山』として環境を整備する。である。

 

 

 

 

昨年の活動報告によると4月から11月までの毎月第3日曜日、6時半から約2時間、延べ160名が参加して

城跡周辺及び途中にある矢代神社周辺の環境整備をされ、10月には屋代中学生にも協力をしてもらい

屋代城クイズラリー&森林学習会を開催。

添付されている写真を見たところ、十数年前家族で登った一重山とは一変。地面にも光が注ぐ里山に大変身。

 

倫理法人会憲章にもある 自然を畏敬・親愛し『地球人』たる自覚を深め、環境の保全と美化に貢献する。

に通ずる地域の団体の活動に、驚きと感謝しかありませんでした。

一重山が昔のように子供が安心して遊べる場となることを切に願っております。

 

 

八十二銀行屋代支店から見る屋代城址

 

本日の参加者 12社13名  自単会出席 12社13名 でした。

投稿  千曲倫理法人会 あまてらす